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ここでは無有の着物アロハシャツについて話したいと思います。
ウチのアロハシャツは昔の着物を仕入れてからそれを仕立て直して一点づつ創っています
なのでいかにいい着物を仕入れるかにかかってきますし、それでいていい状態の着物を探すことが重要になってきます。
名古屋はもちろん、京都や大阪に着物を見に行って仕入れをするんですが、その時にビッときた着物じゃないとアロハにしてもいいのができないんですよね・・・。
たくさん着物が並んでいる中からちょっとだけチラっと見えてる柄でも「ビッ!」とくる柄はとにかく広げていろいろあさるんですよ。柄の中に鶴の柄がバーンとか、カラコ(子供柄)なんかがドカーンとかはいってたりしてると「これだ!」って感じで着物を選んでるんですよね。よく見るとこんなところに鶴の柄が・・・ なんてのはいいんですがパンチ力に欠ける感じもあってウチっぽくないんでそんな感じの着物は考えちゃいますね
なんでもいい訳ではなくて、アロハになったときにカッコいいやつを選んでいます
それと一番大事なのは素材感とその着物の品質ですね。柄がどんだけよくても着物の素材が悪いといいものができませんし、時代が古すぎて汚れがひどい物も創れないですね。
子供用の着物なんかは柄は良くても、分量が少なくて創れなかったりしますね・・・。
とにかくいろんな基準(ウチ的な)をクリアーした着物だけがウチのアロハシャツになっていくんですよ
ウチのアロハシャツは着物の仕入れが命ですね!
最近はだんだん着物もなくなっていく時代なんで仕入れもだんだん難しくなってきて
遠くまで着物を探しにいってもいいものが見つからなかったりすることもありますし
想定外に値段が高かったりもすることもあります
今の価格を安定させて、さらにこだわった着物を見つける為に日夜悪戦苦闘中です

ではここでアロハシャツの歴史もちょっとお話もしてみようと思います
アロハシャツと言えばやっぱりハワイ!常夏のハワイではアロハシャツはお土産だけでなく制服としても使われているくらい定着しています。ハワイの気候もあって風通しを良くするために大きめのサイズで
襟も開襟シャツの作りになっているんですって。そしてアロハシャツの起源はご存知の方も多くいると思いますが、日本人が考案したものとされています。
1920年代に多くの日本人がハワイに仕事を求めて出稼ぎに移住したそうです。当時の仕事はサトウキビ畑などでの過酷な労働でした。その時に着ていたのは日本から持っていった着物でした。そしてそれを仕立て直して作ったシャツがアロハシャツの起源とされています。当時はハワイアンシャツと呼ばれていたそうです。その後、その着物で作ったアロハシャツを仕立てるお店が出てきて多くの着物のアロハシャツが出来上がったそうです。
そしてハワイの基地に勤めていたアメリカ兵などがお土産で持ち帰り、アメリカ本土に入ったそうです。その時代は、映画の撮影などでハワイを訪れる有名人が多く、その関係者たちはハワイでのお土産としてアロハシャツを買っていき、それがアメリカ本土で大ブレイク!! 今のアロハシャツの名前が定着していきました。今でも昔の映画の撮影風景などに着物柄のアロハシャツを着ている写真なども残っているそうですよ。
後にアロハシャツはお土産として定着してハイビスカスや南国の熱帯魚、やしの木のような
多彩な柄へと変わっていきました。同時に着物柄のアロハシャツも多く作られました。1970年代まで京都から着物の柄がハワイに輸出されていたそうです。
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上の方でも言いましたが無有のアロハシャツは全て昔の着物を仕入れてきて創っています。素材は絹のものがほとんどで、綸子(リンズ)や金紗(キンシャ)、ちりめん、なんかの着物をよく使います。絹は肌触りがよく、時代のある着物は染色も新しい着物では出せないなんともいえない味があります。昔の人の職人技を感じますね。ホント。
だけにアロハシャツになってもいい物はイイ!!!
着物の時代はバラバラですので限定はできませんが大正〜昭和の初期ぐらいのものが多いと思います。基本的には柄が細かくて多色のものや大胆な柄が入っているものが多く、女物の着物や襦袢なんかをよく使います。男物の着物も渋くていい着物が見つかるときもありますね。
こんだけ着物の仕入れをしてても、たまにすごい柄を見つけることもあります。ドクロの柄やトランプとか、金魚なんかの柄もいいのが見つかるときがありますね。そんな時はお金儲けとか考える前に「これでアロハシャツ見てみたいな〜」とか考えちゃうときもありますよ。
あと重要なのがシミなどの汚れ、素材とその強度です。どうしても昔の着物なんで汚れはあります。仕入れのときにしっかり見ているんですが、着物を解いたときにわかる汚れなんかもあったりして、それにはホント苦労しますね。着物の強度はその着物の保管状況にもよるんですが、これもそれぞれで、見た目に丈夫そうでもちょっと引いてみると裂けちゃう物もあります。当然そんな着物は使えません。どうしても昔の着物なんで弱いですよね。ウチの仕入れてくる着物はある程度の強度がある着物を仕入れていますので大事に着ていただければ長持ちすると思いますよ。
仕入れの時に出会う着物はホント千載一遇なんで、とにかくいろいろ見て、触って、仕入れをしています
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ここでは仕入れた着物がどんな工程でアロハシャツになっていくのかをお話します。
仕入れた着物は当然着物の状態で仕入れてきます。たまに洗い張りをして解いてあるものもあるんですけど、ほとんどは着物の状態です。まれに反物の状態のものがありますが、それらの着物は時代が新しいものが多いですね。そればっかりだと仕事も減って助かるんですけどね・・・。
まずはその着物を一針一針ほどくんですが、なんせ古い着物ですから細心の注意を払ってほどいていきます。着物にしっかり糸がくい込んでいるものもありますし、なかには糸だけ弱くなってる物もあります。
ほどいているときに長い距離の糸がスルっと抜けたときなんかは小さな喜びを感じますね(ちぃっちゃ・・・)

その後ほどいた着物を洗いにかけます。
水につけた時点で弱いものや色落ちがひどいものなんかはその時点でボツです・・・
せっかくいい着物を仕入れてもここでボツになるとかなり凹みます
あと着物の縮みもその時にチェックします。縮むものは縮ませておかないと伸ばしてアロハにすると後で結局縮んでしまうんですよね。
中にはかなり汚れているものもありますその時は一枚づつ丁寧に手洗いで洗いないします。
こんな感じで洗いにかけるときと同時にいろいろとチェックして洗います

次は洗った着物をアイロンでプレスしていきます。この時に細かい穴や糸が残っていないかなどの見落としていないかをチェックしながらアイロンをかけます。
この時点で大体のサイズやこんな感じの柄で裁断しようかなんかを考えながらアイロンをかけます
そして次の工程に入るんですが、これが一番重要な工程の裁断です

さて裁断ですが一枚づつ全て違う着物を裁断するんですが、これが大変なんです
型紙を当ててみるとそのサイズが入らなかったり、丈が足りなかったり・・・。柄の流れを考えながら裁断していきます。当然この時にポケットの柄合わせもします。着物によっては柄がつながるものもあるのでそれもバッチリ合わせます。
なんせ着物はその一点しかないですから、ハサミで裁断してしまうと後でやり直しが利かないのでこの工程がかなり気を使います
もうここまでくれば後は縫製ですから八割がた終了って感じですな。
最後は縫製です。パーツによって芯を貼り、糸の色合わせもして、マチバリ打って縫製の下準備をします。ミシンに座ってしまえば後はビューンと縫って出来上がりってなもんです!
でもこの工程も着物が全て違うのでそれに合わせて縫い方も違います
おかげ様で今では色んな着物を縫っているので、手が慣れてきて
縫製の技術も上がり、早く縫えるようにもなりました
こんな感じでウチのアロハシャツが出来上がっていくわけです。
いや〜こうして改めて工程を書き出してみると、改めて色んな工程によってウチのアロハシャツが出来てるんだな〜って実感しました。
でも実際は一枚だけを創るのではないのですよ。着物の解体も10枚〜20枚を一気にほどくんで、その時は部屋が大変なことになります。鼻もムズムズするし、その後の掃除も大変です。(掃除のときはやり遂げた感イッパイなんですけどね)その後ひたすら洗って、ひたすらアイロンかけて、、、これホントに終わるのかな〜って思いますよ・・・。でも出来上がったアロハが旅立っていくと考えるとうれしくなりますね
「着物からアロハシャツができるまで」を最後まで読んでくださってありがとうございます。書いている自分でもしっかり説明できているかは不安なんで色々書いてしまいました
かなりの長文になってしまい申し訳ございません・・・。
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無有のアロハシャツは何度も言っていますが元々は着物です。ですがウチで創るときに一度洗いをかけてから創っていますので、大事に洗っていただければご自宅の洗濯機でも洗えます。
もしくはクリーニング屋さんに出してください。その時はお店の人に「ドライクリーニングでお願いします」とお申し付けください。そして一言「このアロハシャツは着物から創ってあるのでそこんとこヨロシク!」と言ってください。でも自分で持っているアロハシャツは普通に洗濯機で洗っていますし、基本的には次の工程で洗っていただければ大丈夫だと思います。
普段着ているアロハシャツのエリや肩、身頃などが段々汚れてきたな〜っと思ったら、まずは汚れや破れがないかをチェックします。
まずはネットに入れてください。
そして某ドライクリーニング用洗剤「エ○」などを使い、ほかの洗濯物とは別にして弱水流で洗ってください。ドライクリーニング用があればそれで洗ってください。脱水まで終り干す時は直射日光を避けて影干してください。この時ハンガーが細いものだと肩に跡がつきますのでご注意ください
アロハシャツの生地は着物ですのでうすいです。ですので脱水が終わり取り出した時点で、裏から当て布などをしてアイロンをかけていただければ十分乾きます。この方が湿った時点でアイロンをかけるので、シワもしっかり伸びてきれいに仕上がりますよ。
衿などの汚れがひどいところは一度手洗いをしてから洗っていただくといいと思います面倒くさい方はクリーニングに出すのをお勧めします。出すときはドライクリーニングでお願いします。その時クリーニング屋さんに一言着物から作ってあることを伝えておいてください。
皆さんのお気に入りのアロハシャツが永く着ていただけるようにいい物を創っていきますので、どうぞ皆さん末永くウチのアロハシャツを可愛がってあげてください。
ボタンが取れたり、アロハを引っ掛けて破ってしまった等、何かありましたらご連絡ください。出来る限りの補修をいたしますのでよろしくお願いいたします。小さなことでもご相談ください
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もともとウチは仕立て屋ですのでオーダーメイドも承ります。
無有で発表されている作品は一点物ですし、当然ながら製作した作品の着物が残っているわけでもありません。ですが皆さんがお持ちの着物や、おばあちゃんが昔着ていた着物、たんすの中に眠っている着物、自身でご購入された着物などをウチに持ち込んでいただければ、その着物から製作させていただきます。生地の持込であればどんなことでもご相談に乗ります。例えば生地屋さんで買ってきた生地でも作ります。
料金は着物を持ち込んでいただいての金額で15000円〜です。
皆さんがお持ちのサイズの大きいアロハシャツを作り直して子供用を作ったりもできます
その他のオーダーメイドも受付しておりますのでご利用ください。
どんな事でもウチの出来る範囲であればお答えいたしますのでお気軽にご相談ください。
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